NHK大河ドラマ 【軍師 官兵衛】 第3回 「命の使い道」 あらすじ ネタバレ [あらすじ]
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NHK大河ドラマ 【軍師 官兵衛】 2013年1月19日(日)
NHK総合 20:00~20:45
BSプレミアム 18:00~18:45
第3回 「命の使い道」 あらすじ ネタバレ
軍師 官兵衛 第3回目のあらすじをご紹介します。
おたつ、重隆の死、荒木村重との出会い。物語が動き出します。
◆おたつの死
官兵衛の初恋の人、おたつが戦いに巻き込まれ亡くなります。
官兵衛(岡田准一)が駆け付けたときには、すでに城から火の手が上がっており、
死体が至るところに転がっていた。
浦上勢はほぼ全滅。赤松軍はすでに撤退した後で、
土蔵の奥に花嫁衣裳を血に染めたおたつ(南沢奈央)が倒れていた。
「おたつ、俺だ!」
官兵衛が抱き起すと、うっすらと目が開いた。
「おたつ、一緒に姫路に帰ろう。」
おたつは口を開いたが、言葉にならず、目から涙をこぼすと、
官兵衛の胸の中で静かに息を引き取った。
◆重隆との別れ
常に官兵衛を暖かく見守っていた祖父重隆も亡くなります。
御着城での評定で、官兵衛は赤松を討つべきと訴えたが、政職(片岡鶴太郎)はしばらく様子を見るという。
荒れる心を持て余し、藪の中で狂ったように太刀を振り回したが、むなしいだけだ。
おたつと見た海を官兵衛がぼんやりと眺めていると、重隆(竜雷太)がやってきた。
「今のお前は怒りに任せているだけだ。そんなざまで赤松に勝てると思うか?」
「負けたら死ぬまで!」
「たわけ!命を無駄に使うものではない。お前は命の使いかたを間違っている。」
「官兵衛、お前はまだ若い。世界は広いぞ。己がなにをすべきか、世の中を見て考えろ。」
常に官兵衛を見守っていた重隆だが、それから間もなく、57歳で生涯を閉じた。
◆竹中半兵衛の謀反
竹中半兵衛が実力を見せます。わずか数名の手勢で主君の城を落としてしまいます。
そのころ美濃では信長(江口洋介)が攻めあぐねていた稲葉山城に異変が起きていた。
斎藤龍興の家臣・竹中半兵衛(谷原章介)の謀反にあい、城が落ちたというのだ。
半兵衛は、城を明け渡せば美濃半国を与えると言う信長の誘いを蹴って、
主君・龍興にあっさりと城を返してしまった。
半兵衛の謀反は、酒食に溺れた主君を諌めるためだったのである。
◆荒木村重との出会い
後に官兵衛と秀吉を結びつける荒木村重と出会います。
永禄8年(1565年)。
月日が流れても、官兵衛はおたつの市を引きずり仕事にも身が入らない。
そんな息子を見かねた職隆(柴田恭平)政職(片岡鶴太郎)に願入れ、
官兵衛を堺まで鉄砲の買付に行かせることした。
「怒りはまた喜ぶべく、憤りはまた悦ぶべきも、亡国はまた存すべからず、死者はまた行きくべからず・・・
怒りや憤りは時と共に消え、また喜びに変わるが、滅んだ国を再び建て直すことはできない。
死んだ者が再び生き返ることもない。」
『孫子』を教訓に引いて職隆は官兵衛に言った。
「今のお前には分かるまい。今のお前は、黒田家の恥だ。」
厳しい言葉に、官兵衛は身動きも出来なかった。
翌朝、官兵衛は堺に向けて出立した。供は武兵衛(永井大)と、
口だけは達者な押しかけ家来の栗山善助(濱田岳)だ。
重大な役目ではあったが、それでも旅は殻に閉じこもっていた官兵衛を少しずつかえてくれた。
中でも、山賊に襲われた官兵衛達を助けてくれた摂津の牢人・荒木村重(田中哲司)との出会いは大きかった。
堺では金の力は武力にも勝り、この町で一番力が大きいのは将軍でも大名でもなく、
「会合衆」と呼ばれる豪商だそうだ。
そして堺で鉄砲と言えば、会合衆のひとり今井宗久という。
宗久の屋敷まで案内してくれた村重に、官兵衛は銭袋から多額の謝礼を渡した。
「かたじけない。今度会うときは城持ちになっているからな。
十倍にして返すぞ。また会おう!官兵衛。」
その村重の予言が的中したことを知るのは、二人が再会を果たす数年後のことである。
今井邸を辞した官兵衛は、雑踏の中をとぼとぼ歩いた。さまざまな声が脳裏をよぎっていく。
黒田家の恥だという職隆の戒め。世の中を見ろという重隆の教え。村重や宗久には目を開かされた。
するとどこからか不思議な声が聞こえてくる。声は、とある民家から聞こえ、中に入った官兵衛は驚いた。
南蛮寺として使っているらしく、キリスト像の前で武士、農民、商人など、さまざまな信者達が祈っている。
ルイス・フロスなる宣教師の説教に、官兵衛は引き込まれた。
「おん神、デウスのもとでは身分の差はありません。ここでは皆、同じキリシタンです。」
キリシタンの三つの掟は、デウスを信じること、デウスの教えを守ること、そして我が身を思うが如く隣人を大切に思う事という。
「そうすれば、この世から争いはなくなるでしょう。」
これもまた官兵衛にとっては未知の世界だった。
美しい讃美歌に胸が震え、目から涙が零れ落ちる。
「世界は広い・・・とてつもなく広い・・・俺には分からないことばかりだ・・・」
しかしその眼は、かつてないほど強く輝いていた。
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NHK大河ドラマ 【軍師 官兵衛】 2013年1月19日(日)
NHK総合 20:00~20:45
BSプレミアム 18:00~18:45
第3回 「命の使い道」 あらすじ ネタバレ
軍師 官兵衛 第3回目のあらすじをご紹介します。
おたつ、重隆の死、荒木村重との出会い。物語が動き出します。
◆おたつの死
官兵衛の初恋の人、おたつが戦いに巻き込まれ亡くなります。
官兵衛(岡田准一)が駆け付けたときには、すでに城から火の手が上がっており、
死体が至るところに転がっていた。
浦上勢はほぼ全滅。赤松軍はすでに撤退した後で、
土蔵の奥に花嫁衣裳を血に染めたおたつ(南沢奈央)が倒れていた。
「おたつ、俺だ!」
官兵衛が抱き起すと、うっすらと目が開いた。
「おたつ、一緒に姫路に帰ろう。」
おたつは口を開いたが、言葉にならず、目から涙をこぼすと、
官兵衛の胸の中で静かに息を引き取った。
◆重隆との別れ
常に官兵衛を暖かく見守っていた祖父重隆も亡くなります。
御着城での評定で、官兵衛は赤松を討つべきと訴えたが、政職(片岡鶴太郎)はしばらく様子を見るという。
荒れる心を持て余し、藪の中で狂ったように太刀を振り回したが、むなしいだけだ。
おたつと見た海を官兵衛がぼんやりと眺めていると、重隆(竜雷太)がやってきた。
「今のお前は怒りに任せているだけだ。そんなざまで赤松に勝てると思うか?」
「負けたら死ぬまで!」
「たわけ!命を無駄に使うものではない。お前は命の使いかたを間違っている。」
「官兵衛、お前はまだ若い。世界は広いぞ。己がなにをすべきか、世の中を見て考えろ。」
常に官兵衛を見守っていた重隆だが、それから間もなく、57歳で生涯を閉じた。
◆竹中半兵衛の謀反
竹中半兵衛が実力を見せます。わずか数名の手勢で主君の城を落としてしまいます。
そのころ美濃では信長(江口洋介)が攻めあぐねていた稲葉山城に異変が起きていた。
斎藤龍興の家臣・竹中半兵衛(谷原章介)の謀反にあい、城が落ちたというのだ。
半兵衛は、城を明け渡せば美濃半国を与えると言う信長の誘いを蹴って、
主君・龍興にあっさりと城を返してしまった。
半兵衛の謀反は、酒食に溺れた主君を諌めるためだったのである。
◆荒木村重との出会い
後に官兵衛と秀吉を結びつける荒木村重と出会います。
永禄8年(1565年)。
月日が流れても、官兵衛はおたつの市を引きずり仕事にも身が入らない。
そんな息子を見かねた職隆(柴田恭平)政職(片岡鶴太郎)に願入れ、
官兵衛を堺まで鉄砲の買付に行かせることした。
「怒りはまた喜ぶべく、憤りはまた悦ぶべきも、亡国はまた存すべからず、死者はまた行きくべからず・・・
怒りや憤りは時と共に消え、また喜びに変わるが、滅んだ国を再び建て直すことはできない。
死んだ者が再び生き返ることもない。」
『孫子』を教訓に引いて職隆は官兵衛に言った。
「今のお前には分かるまい。今のお前は、黒田家の恥だ。」
厳しい言葉に、官兵衛は身動きも出来なかった。
翌朝、官兵衛は堺に向けて出立した。供は武兵衛(永井大)と、
口だけは達者な押しかけ家来の栗山善助(濱田岳)だ。
重大な役目ではあったが、それでも旅は殻に閉じこもっていた官兵衛を少しずつかえてくれた。
中でも、山賊に襲われた官兵衛達を助けてくれた摂津の牢人・荒木村重(田中哲司)との出会いは大きかった。
堺では金の力は武力にも勝り、この町で一番力が大きいのは将軍でも大名でもなく、
「会合衆」と呼ばれる豪商だそうだ。
そして堺で鉄砲と言えば、会合衆のひとり今井宗久という。
宗久の屋敷まで案内してくれた村重に、官兵衛は銭袋から多額の謝礼を渡した。
「かたじけない。今度会うときは城持ちになっているからな。
十倍にして返すぞ。また会おう!官兵衛。」
その村重の予言が的中したことを知るのは、二人が再会を果たす数年後のことである。
今井邸を辞した官兵衛は、雑踏の中をとぼとぼ歩いた。さまざまな声が脳裏をよぎっていく。
黒田家の恥だという職隆の戒め。世の中を見ろという重隆の教え。村重や宗久には目を開かされた。
するとどこからか不思議な声が聞こえてくる。声は、とある民家から聞こえ、中に入った官兵衛は驚いた。
南蛮寺として使っているらしく、キリスト像の前で武士、農民、商人など、さまざまな信者達が祈っている。
ルイス・フロスなる宣教師の説教に、官兵衛は引き込まれた。
「おん神、デウスのもとでは身分の差はありません。ここでは皆、同じキリシタンです。」
キリシタンの三つの掟は、デウスを信じること、デウスの教えを守ること、そして我が身を思うが如く隣人を大切に思う事という。
「そうすれば、この世から争いはなくなるでしょう。」
これもまた官兵衛にとっては未知の世界だった。
美しい讃美歌に胸が震え、目から涙が零れ落ちる。
「世界は広い・・・とてつもなく広い・・・俺には分からないことばかりだ・・・」
しかしその眼は、かつてないほど強く輝いていた。
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